講演「手話ってなに? 音声言語と手話言語の共通点と相違点」

10月25日金曜日10:00-10:30
「手話ってなに? 音声言語と手話言語の共通点と相違点」
菊澤律子(国立民族学博物館・総合研究大学院大学)
対象:京築社会人権・同和教育担当者協議会

内容
福岡圏京築地区の京築社会人権・同和教育担当者協議会から、「外国語」としての手話についての講演のご依頼をいただきました。手話をマイノリティーのコミュニケーション・ツールととらえるのではなく、ろう文化の担い手の言語という位置づけで学びたいとのご希望でした。音声日本語と日本手話の言語としての共通点(日本手話がなぜ言語と言えるのか)、また、相違点(視覚シグナルを使うことの特徴)についてお話させていただきました。日本手話話者にとって書記日本語が「外国語」であるとことを真の意味で理解した時に新たに見えてくる、社会に現存する様々な問題点につなげていただくためのヒントを拾っていただけていたらよいな、と思います。